低学力者が薬学部に入るとどうなるか?

俺、未来のお前だけど薬剤師になれなかったよ。 - YouTube

Fラン大学就職チャンネルは非常におもしろい動画集だ。出来合いのイラストと音声合成ジェネレーターを使って、イージーに紙芝居動画を量産している。

その中のトピックがこれで、薬学教育に関する本質的な問題を提起している。

薬学部には、4年制と6年制の2つのコースがあるが、薬剤師免許が取れるのは6年制だけだ。
平成29年までは経過措置として4年制も免許が取れる場合があったが、条件がきびしすぎた。それも今年から終了した。

6年制コースでも、全員が薬剤師免許を取れるわけじゃない。特に新設私立薬学部では、学力が低すぎて、留年繰り返して退学する学生、卒業まで留年しすぎて学費で家計を破綻させる学生、卒業はできていも国家試験に受からない学生が過半数だったりする。

しかも、薬剤師免許を取得しても、得られる所得は、病院で400万円、薬局で500万円に過ぎないのである。学費1200万円と6年を費やして、この程度なのである。

国立薬学部に入れない程度の学力の子供が「薬剤師になりたい」なんて言い出したら、やめさせるべきだと思う。薬剤師免許を取得できなければ話にならないが、取得しても大してメリットがない。