医療福祉介護系でダメな資格

医療福祉業界は、莫大な政府補助と資格制限のために、所得が高い。

そのために、医療職を目指す人が多いのですが、資格内容をよく調べないと、結局は資格ビジネスの養分にされてしまう。
すぐに気がつくだけでも、以下の職種の将来性は絶望です。

  • 薬剤師

「調剤」という本来業務が技術進歩で消滅したのに、処方監査だとか服薬指導だとかいう、非常に限定された状況でしか意味がない業務にしがみついている。養成費用も所得と比較すると高すぎてペイしない。

柔道整復術」に何らエビデンスはなく、実質的にあんまマッサージ指圧師と同様だが、養成費用が高い。無条件で医療保険適用が行われているが、その範囲は制限される傾向にある。

「民間救急」を前提として作られた資格だが、民間救急が創設される見込みはない。消防学校内で救急救命士は養成されていて、外部で養成する理由がない。自衛官でもない人が、戦車操縦資格を民間で取得して意味があるのかという問題。

リハビリに意味がある状況は、比較的若い人の骨折や脳卒中からの回復期だけで、大半のリハビリは拘縮予防でしかない。あんまマッサージと変わらない。養成費用がかかるだけ無意味。

「カウンセリング」という精神的な風俗業をやるための資格で、それ自体は何ら問題はないのだが、医療保険が適用されず、費用がかかるために需要がない。養成費用は、心理学の大学院修士必須なので極端に高い。

助産師は、「正常分娩」の時だけ、産科医の関与なしで助産業務ができるので、独立助産所はほぼない。院内助産所という形で生き延びるのかもしれないが、ポストは非常に少ない。大学看護学科が学生募集の餌に使っている。

名称独占であるだけなので、所得は無資格職員と数千円の違いでしかない。

ポストがない。政府は何を考えてこんな国家資格を作ったのだろうか。