休日夜間診療所が各地にあります。
建物は自治体が貸して、運営(スタッフの配置)は地域医師会が受け持ちます。
あるいは、決まった建物はなくて、地域医師会加入クリニックや病院が交代制で休日夜間診療をしています。
しかし、自分の受け持ち日や時間が大過なく過ぎればいいと思ってる当番医が多い。
私が驚愕したケースが以下。
40代女性、数日前から息が苦しい。夜眠れない。
休日夜間診療所は、血液検査をして、簡単な分析装置に通して、
「問題ない」
と言って、咳止め薬を処方して自宅に帰したそうです。
後日、私の外来に来たときに、息が苦しいというので、レントゲン撮影したら、自然気胸でした。
後医は名医
なので、前医の批判はしたくないが、このケースはいくらなんでもひどい。
もちろん、その診療所にレントゲン撮影装置はあります。