「健康で文化的な生活」には、スマホ、タブレット、PC、ブロードバンドが必要

ITデバイスを使う家庭では、スマホタブレット、PC(Win でも Macでもよい)がそれぞれ1台ずつ必要だ。

ベッドの中でもトイレでも散歩中でも携帯するためには、小さく軽くないとダメだからスマホは必須だ。

タブレットは、遠距離長時間の外出をする場合には必須のアイテムだ。スマホだけで処理しようとするとストレスが溜まるし、電子書籍は読めない。

フルセットのPCがないと、何かを制作するということはできない。スマホタブレットでも、文字入力や画像動画の撮影はできるのだが、編集して、体裁を整えて、人に見せる作品を作るには、PCでないといけない。

ここまで書いてくると、小中高校生のIT能力が低い理由がわかる。彼らは専用PCを持っていない。せいぜい、家族と共用するだけだ。アカウントを別にしたらいいと思うのだが、その程度の知恵すらなくて、Google検索をしたり、動画や音楽を楽しんだりしているだけだ。何かを作るということがない。

政府がIT教育を強化したいんだったら、支給するデバイスタブレットではダメである。フルセットのPCを支給して、はじめて、ユーザーが何かを作り出す可能性が生まれる。

ブロードバンドも必須だろう。ナローバンドではデータ量を気にして動画をゆっくり見ることができない。

これらを提供することは、実は、大して金がかからない。

バイス自体は、スマホ2万円、タブレット5万円、PC5万円程度で買えるのだ。アプリケーションは無料ソフトで間に合う。ブロードバンドは月額5000円、携帯通信料金は3000円くらいだ。

つまり、12万円の初期費用と、月額8000円があれば、健康で文化的な生活になる。生活保護に含めるべきではないか。