医療従事者の新規結核患者の状況は?【PickUp 医療データ】(115)|Web医事新報|日本医事新報社
周囲にも、患者から移されたと思われる結核感染者がいたのだが、統計を見るとびっくりする。多い。
特に30代では、結核新規患者全体の13%が医療従事者だ。
重篤な感染症疑いの患者を相手したくないのは誰もが同じだが、患者の選別を認めてしまったら、医療職の社会的義務を放棄したことになる。だから、医師法19条があるのだ。
コロナウイルスに職員が感染した場合、訪問診療を断られる可能性は当然ある。だから外来を閉じて(常連の予約患者のみとして)、訪問診療だけしかしないというのなら、わかる。
特に制限なしで相手するふりをして、実際はハイリスク患者を受付で選別したら、無駄足踏ませた外来患者に怒られても仕方がないだろう。