女性は歯学部に進学しても、費用回収できない

女性社長比率調査(2018年) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

企業の女性社長比率は 7.8%

4 女性社長比率が高い上位業種をみると、「保育所」(43.2%)が唯一4割を超え最高。以下、「化粧品小売」「美容業」「各種学校」と続いた

 女性社長は非常に少ない。

女性は生得的に、経営や管理のような支配的なポストを好まないらしい。

管理職も開業も嫌がることが、女性の所得が男性より低い理由だろう。

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勤務歯科医師の所得は570万円に過ぎないが、開業すると、1200万円になる。

570万円では、私立歯学部進学の費用は回収できない。私立歯学部は、学費だけで2000万円、6年間の逸失所得をプラスすると、進学費用は3000万円を超えるからである。

最近、歯科医師の女性比率が高まりつつある。能力的には女性歯科医師位には何ら問題がないが、開業を好まない性質があるために、歯学部進学費用が回収できない可能性が高い。

7割が国公立である医学部と対照的に、歯学部は7割が私立である。浪人を嫌う女性の場合、学力に自信がないと、進学先は、私立歯学部になってしまう可能性が高いのである。

女性の歯学部進学が成功するためには、歯科医師としての能力に加えて、開業志向がなければならない。