Googleは裁判所命令に従うのか?

なりすましGoogleレビューに削除命令 大阪地裁 - ITmedia NEWS

Googleが提供する地図サービスなどのレビュー(口コミ)で、自身になりすました第三者に通院先の整骨院の悪口を書かれ人格権を損害されたとして、大阪府の女性がサイトの運営会社に投稿記事の削除と慰謝料など11万円の支払いを求めた訴訟の判決が18日、大阪地裁であり、菊地浩明裁判長は同社に記事削除を命じた。

 米Googleに日本の裁判所が削除命令を出したことはいいのだが、米Googleは従うのだろうか?

裁判所の命令とは、被告に対して文言が発せられるだけだ。従わないならば、裁判所職員が現地まででかけていって、強制的に実行させるということはない。

相手を判決に従わせるには、「間接強制」という手続きがある。命令に従わない限り、金銭を裁判所が取り上げるのだ。

日本国内の企業ならばこれでいいのだが、米Googleに対して、裁判所命令を実施させるにはどうしたらいいのだろうか?