賃貸持ち家論争の論点は、
- 最終的な損得
- 住宅ローン返済中の家計維持
というふたつの視点で語られる。
しかし、もっと重大なことは、自分の生活スタイルと合致するかどうかということだ。
日本の大企業は、全国どこでも転勤フリーの条件で人を雇うのだから、家をうかつに買ってしまうと、転勤に対応できなくなる。
転職だってありうる。自己都合なのか会社都合なのかわからないが、転職範囲が特定地域に偏っていると、ひどく選択肢が狭くなる。
家族数だって変化するだろう。結婚離婚、子どもができたり独立したりする。
こういう事情に、固定的な持ち家だけで対応できるのは、よほど運が良い人だけだ。賃貸住宅で対応した方がいい。
とすると、家は買わない方がいいのか?いやいや、そんなことはない。
仕事をやめたら、住宅の選択範囲は無制限になる。海外でもいいのだ。
私たちは、通勤のために、非常に多くのコストを支払っている。通勤しなければ、どこにでも住める。気候のいい土地に、安くて質のいい住宅を買うことができる。
たとえば、これだ。
わずか350万円。改修や修繕に200万円くらい使ってもいい。
銚子は夏でも最高気温は30度で、冬でも氷点下にならない。