個人の問題を地域の問題にすりかえるな

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回覧板

町内会から、こんな回覧板が回ってきた。

クリーニング屋が臭うという話は、ありうる。扱う洗濯物の量が、一般世帯とは桁違いに多いからだ。

この苦情はそうではなくて、隣の一般世帯の洗濯物から流れてくる洗濯柔軟剤の匂いが気になって、健康被害が出ているという。

信じられない。

そんなに匂いに敏感な人は、密閉された建物に入ったり、乗り物に乗ることすらできないだろう。

百歩譲って、他の匂いは全く問題ないが、隣人の使う洗濯柔軟剤だけが我慢ならない特殊体質の人がいたとしよう。

ならば、隣人に自分が苦情を言って、洗濯柔軟剤の種類について、話し合えばいいじゃないか。

個人の特殊体質に依存する問題だから、「スメハラ」などと一般化されると、対応しようがない。匂いの量ではなくて、種類に依存するのだから、地域住民全員に「匂いに気をつけろ」と言われても、何がNGで何がOKなのか、まったくわからない。