男女格差是正よりも子供格差是正を優先させるべき

子供の格差 世界平均で見ると日本はワースト5位 ユニセフレポート13より | 得する情報.com

こどもの所得格差、教育格差を数値化すると、日本はどちらも世界ワースト5に入ります。

数値化の手法については記事を読んでください。

日本は子供格差については、世界でも相当ひどい部類になっているということです。全体平均の水準は高いが、格差は大きいのです。

子供格差は、男女格差よりも優先して是正すべきことがらです。

どんな親の子に生まれついたかという、ただの偶然によって、大きな格差が生まれるのは、不公平そのものだし、人的資源の有効活用の観点から考えても、格差はなくすべきです。

では、どうしたら子供格差をなくせるか。

古代ギリシャのスパルタのように、親子関係の廃止、共同保育がもっとも本質的な対策ですが、ジャコバン派スターリン政権や文革期中国やポルポト政権ですら、家族の廃止はできなかった。

保育サービスの充実が現実的な対策でしょう。

親に代わって子供を育てる児童養護施設の拡充と充実が必要なのです。

しかし、現実はその反対だ。

政府は児童養護施設の小規模化、養子里親への移行を行っています。定員を増やす気はまったくない。

施設入所児童は3万人前後です。

18歳未満の子の400人に1人しか施設に入所していない。