昨年認可された抗インフル薬「ゾフルーザ」は、１回内服するだけでいい簡便さが患者には好評だ。4700円の薬価も、3割自己負担なら気にならないようだ。
ただし、落とし穴がある。
ゾフルーザは体重で投与量が決まる。
ゾフルーザ錠10mg／ゾフルーザ錠20mg／ゾフルーザ顆粒2％分包
1.通常，成人及び12歳以上の小児には，20mg錠2錠又は顆粒4包（バロキサビル マルボキシルとして40mg）を単回経口投与する。ただし，体重80kg以上の患者には20mg錠4錠又は顆粒8包（バロキサビル マルボキシルとして80mg）を単回経口投与する。
つまり、普通の人だと4700円であるが、80kg以上の肥満者だと9400円を支払わされる。
私はタミフルをお勧めする。
治療効果は大差ないし、供給は安定していてどこでも手に入る。
沢井製薬が後発品「オセルタミビル（サワイ）」を販売していて、通常治療期間5日分の価格は1400円に過ぎない。
