2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

安楽死などいらない

回復不能の病気にかかって、絶望すると、安楽死をさせてほしいという要望が患者から出てくることがある。 四肢が動かないALSや頚椎損傷の患者ならともかく、立って歩ける人すら、安楽死を望んだりする。 規制が厳しくて、ピル1個で死ねるような毒物はなかな…

新幹線チケットレス乗車サービス

結論から言えば、次の組み合わせがベスト スイカビューカードとJR東海エクスプレスカードの組み合わせ スイカビューはSuicaにオートチャージができるので、手間いらずである。在来線はこれで間に合わせる。 エクスプレス予約のために、別のクレカを登録する…

人口の断崖

http://souken.shingakunet.com/img/research/report/report_201811_02.jpg?fbclid=IwAR2-S2PsJF62IWLeUSmO6_0gnrAFK6VAIKrvWY9rd8Qz4ftdPBQ4uzcQDyc 5年後の18歳人口が、現在より1割も減る。117万から106万。 出生数が1割減っても、産科医療や幼保業界以外…

ポイントカードは持っていません

コンビニやスーパーのレジで、イラッと来るセリフは、 「ポイントカードはお持ちではないですか?」 である。 Tポイントが普及してから、特にひどくなった。 ポイントをありがたがって店に通う顧客が、どれだけいるのだろうか?それよりも、一秒でも早くレジ…

医学教育におけるPBL-tutorialはなぜ失敗したか

私が医学部に在学中のころ、PBL-Tutorialが流行っていた。 臨床知識を頭ごなしに教えるのではなくて、臨床課題を出して、その解決方法を考え、調べながら、知識を頭に入れようというものだ。 小中学校では反転授業とか、法科大学院ではソクラテスメソッドと…

人生にベネフィットはなく、コストだけがある

人生のコスパを語りたいなら、まず人生のベネフィットを語ってみせろ - シロクマの屑籠 シロクマ先生が雄々しく吠えていらっしゃるので回答します。 人生にはベネフィットなんかありません。コスト(苦痛)があるだけです。 仏教でいう生老病死一切皆苦です…

水道が停止して、最も困るのはトイレである

水道が止まったときに、すぐに困るのは、排泄だ。 飲水は日頃からポリタンクに貯めておけばどうにでもなる。1日2リットルとしてポリタンク1個もあれば10日はもつ。 ところが、排泄は簡単ではない。排泄物を無臭で衛生的に処理しないと、すぐに住居は暮らせな…

構成プロファイルのインストールはiPadでも必要

楽天モバイル: 楽天モバイルでiPhoneを使う 設定編 iPhoneでSIM交換をしたときに厄介なのは、手動によるAPN設定がうまくいかないことだ。 構成プロファイルと呼ばれるファイルをSafariでダウンロードしてインストールしなければならない。 ここまでは、どこ…

Media Pad M5 遅い

AndroidOSがアップデートしたのに、デバイス性能がついていけないせいか、最近、反応が遅くなってます。発売からまだ1年なのに、これだけ性能が低下するのでは、今後使っていけない。 楽天モバイルのデータSIMは、ヤフオクで、24000円で手に入れたiPad 9.7第…

教育が困難なら止めればいい

https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/trend/201909/562241.html 私大薬学部の4割がストレート合格率5割未満であること、私大薬学部定員約1万人のうち7%が未充足であることなどを提示した上で、「これだけ今、薬学教育は疲弊している状況。それに…

大学院生の頃(6)

私は大学院に入学しながらも、ラボで指示された研究をすることを拒否して、しかし、中退せず、そのままずるずると在籍を続けて時間と金を無駄にした。 後から考えたらこんな愚かな行動もないのだが、その時にはどうしたらいいのかわからなかった。 私に必要…

高齢者からエアコンのリモコンを取り上げろ

高齢になると、温度感覚がおかしくなる。 寒さには敏感なのに、暑さには鈍感になる。 エアコンを止めるばかりか、暖房にしていたりする。厚着をする。電気アンカやカイロを使う。室温は35度を超えている。 高齢者は高温を好むとはいえ、生理機能は若い人と同…

大学院生の頃(5)

二度目の予備校生活は、一度目よりも、さらに短かった。1ヶ月で終わってしまったのである。 この辺、自分の判断がめちゃくちゃだとわかる。 自習できるのに予備校に二度も通って中退し、実験科学にはもはやなんの興味もないのに、ラボに出てみたりというよう…

大学院生の頃(4)

親の金で入った予備校だったが、バカバカしくてすぐに通わなくなった。自習できるからである。 ところが、自習しているうちに、やっぱり、大学院に戻って研究仕上げて学位とってから、医学部に入った方がいいような気がしてきていた。何かもったいない気がし…

大学院生の頃(3)

古巣の講座に戻っても、パフォーマンスは上がらなかった。 実験をすると、すぐに疲れるような気がして、時たましか実験できなくなった。通常だと2週間でできる合成プロセスに3ヶ月くらいかけていた。 もちろん、これで卒業できるはずがないので、指導教員に…

大学院生の頃(2)

今から考えると、AをやらねばBができない、だからBはやめるべきだという発想は極論であって、Bを形だけでも進めながら、Aをやるべきだと思うのだが、そんな思考の柔軟性はなかった。 すぐに、ラボには行かなくなった。 大学生協で、手当り次第に、物理学や理…

大学院生の頃(1)

記憶がまだ鮮明であるうちに、記録しておきたい。 私は1994年4月に、東京大学大学院薬学系研究科に入学した。 所属ラボは「医薬分子設計学講座」だった。 計算化学の手法で、有用な医薬分子をデザインしようという意欲的な研究をする講座だった。 学部4年の…

技能教育よりも職場体験が有用

大学教育批判の定番とは、 「リベラルアーツはやくたたずだから、実際的に職業に役立つ職業教育をやれ」 というのがある。 旧制高校は、もともと大学教育の予備課程であり、まさにリベラルアーツのためにあった。東大駒場の前身は旧制一高だ。 ところが、高…

デスクトップPCのケースを3年ぶりに開けてみたら

エアダスターで掃除 私はBTOは使いますが、自作マニアではないので、めったにケースを開けません。 グラフィックボードを増設する段になって、ケースを3年ぶりに開けてみたら、呆れるほどホコリが詰まってました。特に、一番放熱性が要求されるCPUのヒートシ…

患者に謝礼をもらったから、治療を一生懸命やるということはない

医学都市伝説に、 「医師には謝礼を渡さないとまじめに仕事しない。特に外科手術みたいなときには、一封を包んで渡すべき」 という話がある。 30年前に従姉妹が脳外科手術をしたときは祖父が謝礼を渡したそうです。 しかし、謝礼のあるなしで、治療内容が変…

患者に紹介状の内容を説明しちゃいけないの?

患者が他医の紹介状を持ってくることがあります。 いつも、中身をざっと読んで、「こういう内容でした」と要約して患者に説明していたんですが、これで苦情が来たことがあります。 前医が患者を批判する内容でもなければ、余命3ヶ月とかいうシビアな内容でも…