大学院生の頃(4)

親の金で入った予備校だったが、バカバカしくてすぐに通わなくなった。自習できるからである。

ところが、自習しているうちに、やっぱり、大学院に戻って研究仕上げて学位とってから、医学部に入った方がいいような気がしてきていた。何かもったいない気がしたのだ。

それで、再び下宿を借りて、大学院に復帰して、通うようになった。大学院生3年目である。

しかし、これも短期間で終わった。実験科学をやる気になれないのだ。

そのため、再び大学院を休学し、下宿を引き払い、自宅に戻った。

そして、もう一度、予備校に入学した。大学院4年目である。