カイジについてはすでに語りつくされた感じがするが、自分はあら捜しをしてみたい。
多重債務者の悲惨さについてはさんざん描かれるのに、金持ちである兵頭会長や帝愛グループ幹部たちの優雅な生活がまったく描写されない。
幹部たちは、部下や多重債務者を虐待して嗜虐的な楽しみをしているだけで、特になにか贅沢をしている感じがない。
この辺が、庶民出身のマンガ家の想像力の限界だ。
「ルパン三世カリオストロの城」がすごいのは、カリオストロ伯爵の優雅な生活を絵にしたことだ。本当の金持ちは自分で着替える必要すらない!