それでも長生きしたい人へ

苦痛の少ない老後を送るには、以下の処置が必要です。

  1. 膀胱瘻
    前立腺肥大でなくても、排尿機能がおかしくなって、導尿カテを膀胱に留置しないといけなくなる人が多いです。これはすさまじく不愉快であり、慣れたら慣れたで、自発的に動く気力がなくなります。簡単な手術で、下腹部から膀胱に穴をあけて、そこに短いチューブを通すことで、必要なときに簡単に排尿することができます。
  2. 人工肛門
    老人は便秘と下痢の繰り返しに悩むようになり、オムツを常時つけねばなりません。人工肛門をつけると、便秘はなくなり、トイレを気にしなくて良くなります。
  3. 胃ろう
    胃ろうはあった方がいいです。胃ろうを持ったままで、口から飲み食いしている人はいくらでもいます。事情があって口から摂取できなくなっても、胃ろうから水や流動食が入るので、痛い点滴が不要です。