少子化対策:手段と目的とは一致していないければならない

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/law/pdf/shoushika_taikou2_g.pdf

これが政府の対策。

人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書)

これが国立社会保障人口問題研究所職員の書いた専門的知見。

前者には国民が喜びそうな出産育児支援が並べられているだけで、後者で支持されている対策は一つもない。いまだに少子化の理由も対策もよくわからないからだ。

少子化対策とは、実質的には出産育児支援であり、少子化対策ではない。

少子化対策は基本的に良いことなんだから、目的はどうでもいいじゃないか」

ということにはならない。

手段は目的を正当化しない。

予算に制約があるのだから、優先順位をつけねばならない。

育児支援少子化対策とは同義ではない。

育児支援の評価関数がはっきりしないと、際限なく金が注ぎ込まれる。

少子化対策は移民によって確実に安く達成できる。