https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/115/9/115_866/_pdf
大体、こういう順序でやっていくのだが、中耳加圧療法はまだ保険適応がなくて、デバイスを自分で購入しなければならない。よって、2をスキップして3に進む人が多い。
私は1において、「めまいリハビリ」を提案され、入院(合宿)までしてリハビリに励み、毎日めまいリハビリをしたのだが、著効なかった。
保存的治療として、「鼓膜チューブ」というものがある。
滲出性中耳炎において、膿を排出するために、鼓膜に小さなチューブを挿入する治療法だが、メニエル病にも効果があることがある。しかし、これも効かなかった。
私の場合、3「内リンパ嚢開放術」が決め手になったし、患者の9割ぐらいに著効する。数年後に再発する場合もあるが、その場合は再手術で改善される。
4はほとんど行われない。内耳神経を下手にいじると、平衡感覚のみならず、聴力を失ってしまうことが多いからだ。