信用情報共有は政府が強制するしかない

金を借りてるかどうか、過去に利用したなら返済したかどうかが、信用情報機関のコンピュータに記録され、金を借りる時には必ず照会される。

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ナニワ金融道青木雄二

この機械の存在を広く知らしめたのは、青木雄二の漫画「ナニワ金融道」である。

昔から「ブラックリストに載った」とか「信用情報が汚れてる」とかいう話があったが、その実態は、信用情報センターのコンピュータと電話線でつながった小さな機械だったのである。現在はインターネットでつながるパソコンに更新されているが、実態は同じだ。

日本国中の貸金業者が、貸金業法により、「全国信用情報センター連合会」に加入を義務づけられていて、融資をしたら、即時、情報を入れなければならない。返済や遅延も同様だ。

信用情報機関は他にもあるが、加入が任意なので、大してあてにならない。全国情報信用情報センター連合会だけが高い精度を誇っている。

法律による罰則つき強制がないと、こういうシステムは作れない。

診療情報共有も同様で、補助金出して、システム作って、加入を任意にしていたら、利用されず、無駄になる。すべての医療機関に、加入と利用を義務づけねばならない。