職場アメニティ

職場が快適であることは、非常に重要だ。

職員の疲労を軽減し、仕事の能率を上げる。

アメニティ向上のための設備投資は、人件費と比較すると圧倒的に安いので、人件費節約投資としては、かなりコスパが高い。

  1. トイレ
    トイレは1日に何回も使い、それ自体が軽い休憩でもあるのだから、トイレのアメニティは重要である。いまどき温水洗浄便座もついていない上に和式便器を使っている事業所がある。呆れてしまう。個室は複数必要だろう。
  2. 休憩室
    空調の効いたソファのある休憩室が必要である。できればパーティションが入っていてプライバシが保たれるといい。休憩のために、いちいち喫茶店に行かねばならないとすると、職員の生活費を圧迫する。
  3. 社員専用自販機やドリンクバー
    水分補給のためにペットボトル飲料を買う職員が多いのだが、これも家計を圧迫するし、買いに行く手間がバカバカしい。50円くらいで買える自販機とか、無料のドリンクバーがあるといい。必要経費として認められる。
  4. 制服
    背広にネクタイとか、革靴とかパンプスとかいった、ドレスコードにやかましい事業所は、制服を支給すべきだ。制服を支給すれば、経費として認められる。従業員の私服は所得控除できない。通勤は私服でいいが、事業所内で着替えさせるべきである。
  5. 仮眠室
    病院には夜勤者向けの仮眠室がすべてついているが、老人介護施設の大半には、仮眠室がない。夜勤者はソファに持たれて休憩している。呆れたことである。休憩室の設備が職員の定着率を左右し、ひいては、事業の業績にも影響を与える。ベッドとパーティションくらいはケチケチせずに整備すべき。

1と2と3は事業所が単独で用意する必要はない。貸しビル内事業所だったら、他の事業所と、共用設備として用意すればいいのである。