オムツは下水道トラブルの原因として問題になっている。
目につくところに汚物入れがない場合、便器に流したくなる。
便器に排泄物以外ものを捨てるか、分別して汚物入れを探して捨てるかは、密室での行動だから監視できない。利用者のモラルに頼る制度設計はうまくいかない。
国交省は、使用済みオムツやナプキンを下水に流しても問題ないような下水道を研究している。以下の3タイプがロードマップになっていて、2019年にタイプ1が実用化されているはずだったが、遅れている。
- オムツを下水道以前に分離して処理する
- オムツを破砕して、下水道以前に分離して処理する
- オムツを破砕して下水道側で処理する
生ゴミを破砕して下水に流すディスポーザーが、日本では、下水道の能力を超えるというので販売禁止になっているのに、オムツに関してはずいぶんと積極的だ。