空気清浄機というオカルト家電

花粉症やハウスダストによるアレルギー疾患が問題になったころから、空気清浄機という家電製品が出回るようになった。

結論から言えば意味がない。

空気清浄機(商品テスト結果)_国民生活センター

非常に簡潔だが、こういうことである。

人が生活している以上、ホコリがでる。ホコリは空気よりも重いので、放置しておけば床に堆積する。ホコリを除去するには、性能のいい掃除機で、床のホコリを除去するしかない。

いくら空中のホコリを空気清浄機で吸引してフィルタリングしても、その数千倍のホコリが、床からいくらも舞い上がる。

マイナスイオン、ナノイー、すべて科学的根拠はない。

私が哀しいと思うのは、国内家電各社が、空気清浄機と浄水器ばかり売っていることだ。

かつての花形商品だったAV機器はデジタル化で全滅し、白物家電は中国製品のラベルを張り替えて売っているだけだ。

家電会社は、もはや、オカルトに頼らないと、商売にならなくなっているのだ。