「外傷の手当」は介護職員研修にすら含まれない

介護職員初任者研修って、どんな内容を学ぶの?|まなびネット 情報局|資格取得応援!ニチイ まなびネット

かつて、ホームヘルパー2級と呼ばれた資格は、現在では「介護職員初任者研修」と改名され、介護職員としては最低限習得すべき資格になっています。

130時間もかけるのだから、さぞや、内容が充実してるのではないかと思っていましたが、そうでもない。

特に困っているのが、「外傷の手当」を誰も知らないことです。

老人は、年中、ケガをします。軽微な挫創や切創から、床ずれや熱傷や骨折に至るまで、あらゆるケガをします。

医師や看護師たちは、いつもそばにいるとは限りません。彼らが到着するまでは、介護職が応急手当をしなければならないのです。

特に困ってるのは、もっとも多い挫創(擦り傷)の手当が完全に間違っていることです。

彼らは、傷を見ると、患部をマキロンイソジンで消毒したがります。

外傷は、消毒より先に洗浄です!

汚物をシャワーなどで洗い落とし、刺さってる異物はピンセットで取り去り、創部をきれいにしなければならない。

何もなければ、ぬるま湯で洗って、軟膏で保護しておいてもらいたい。