父子鑑定では、DNA採取が必要となる。
母が、父子関係を確定させて養育費を支払わせようとした場合、父のDNAを強制的に採取する手段が法的にない。犯罪捜査ではないので、裁判所が採取命令を出すこともできないようだ。
そこで、転ばぬ先の杖。
セックスするときに、相手のDNAサンプルを採取すればいいのだ。
新鮮な検体なら、爪、毛根、本人が使った歯ブラシ、精液のついたティッシュやスキンなど、どれでもよい。
新しいうちに、検査会社に送って解析してもらう。1万円である。
私的鑑定なので、裁判所が採用してくれるかどうかは微妙だが、ないよりはずっとマシだし、再鑑定を父が拒めば、裁判官の心証は相当悪くなり、訴訟は有利に進むだろう。
