栄養士になるのは貧困の再生産である

勉強する機会を奪われた子どもたち。

「栄養士の資格をとりたい」という目標ができました。
目標ができたことで、勉強に対してもより気持ちが入るようになりました。

今は、学費が高くない公立の専門学校で「食品科」があるところを目指して、日々頑張っています。

国家資格なのに稼げない!脱落者続出「管理栄養士」の受難 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン

栄養士は2年の専門学校を卒業するだけで取れる資格、管理栄養士は3年制以上の専門課程を出てから国家試験に合格して取る資格。

https://next.rikunabi.com/journal/20160129_s3/

管理栄養士の平均年収は288万円でしかない。無資格者と大差ないのである。栄養士はさらに所得が低い。

栄養士だと、調理作業員として働く場合に、資格手当として1万円程度が上乗せされるだけなのである。

独立生計を維持するには低賃金で、続けられない人が多い。

どうやら、貧困家庭出身者は、情報力も貧弱で、「資格を取れば生計が成り立つ」と無邪気に信じている。

この母子家庭出身の高校生の場合、進学せずにそのまま就職するのが、もっとも経済的には有利なのである。

栄養士資格を取ったところで、得られるのは自尊心だけだろう。「習い事の免状」以上のものではない。