コンビニで手に入らないもの

30年くらい、ほぼ、コンビニ食品だけを食べてきた。

調理器具は以下の3種しかない。

湯沸かしポット、電子レンジ、冷蔵庫

他には若干の食器だけしかない。

住宅に備え付けのガスコンロは、入居してからずっと元栓すら開けたことがなかった。

こういう生活はシンプルでいいと長年思っていたのだが、あるきっかけがあって、鍋やフライパンを買い揃えて、食品スーパーを使ってみたり、生協宅配に加入してみたりした。

その結果わかったのは、コンビニ食品だけでも生きていくことはできるが、おもしろくないということだ。

自分なりの味付けの食品を食べたいと思っても、未調理の素材が乏しい。

コンビニには、野菜や果物は相当そろっている。価格も食品スーパーと比較して、決して高くない。しかし、肉魚に関しては、加工食品しかない。

調理素材として、大量に肉魚がほしいと思ったときには、食品スーパーか生協宅配を利用するしかないのである。

生協宅配を使うと、未調理の素材も、加工食品も、両方手に入る。出歩く必要がない。留守宅でもオキッパ配送で対応してくれる。

ネットスーパーでも、食品宅配は利用できるのだが、留守宅に配達してもらうことができない。ただし、生協と違って、注文と宅配は随時受け付けている。配達日が固定され、配達日の5日前に注文締切があるということもない。