生活保護世帯は「貧乏人」という言葉を侮辱だと思う

すでに脱退してしまったので、例文を取り出せないのだが、mixiの医療関連のグループで、こんなやりとりがあった。

質問者「生活保護って病院に嫌われますか?」

私 「病院にとっては、生活保護でない貧乏人よりも、生活保護の貧乏人の方がずっとましです。お金が確実に支払われるからです」

質問者 「貧乏人とは何だ!」

 このやり取りで、質問者は激怒して、手がつけられなくなった。私のmixiでのあらゆる発言をすべて取り出して批判し始めた。

「貧乏人」という言葉が逆鱗に触れたわけである。

生活保護者が、「貧困」について非常に悩んでいたことは推測するが、ごく普通の言葉「貧乏人」にここまで反応するとは(mixi掲示板上であるとはいえ)私の予想外だった。私は「貧乏人」という言葉を特に何の価値判断も込めずに使ったのだが、受け取った方は侮辱だと思ったらしい。

低所得者」とでも言い換えればよいのだろうか?

マスコミでは、こういう抗議が1件あっただけで、特定の言葉が使えなくなり、言い換えせざるをえなくなる。担当者が、抗議に対応することが面倒くさいからである。

「大人はめんどうを嫌う」(岡田斗司夫