2週間だけ島流しになる

離れ小島に僻地医療の研修に行ったことがある。

自治医科大学卒の若い先生が一人で診療所を回していて、自分はそこに見学に入ったのだ。2週間だけだった。

研修の段取り組んでくれた病院長や自治医科大学の先生には感謝しているのだが、精神には良くなかった。

3時間もあれば一周できてしまう島なのである。

狭くて、いつも同じ景色ばかりで、潜水艦の中にいる気分になった。

自治医科大学の先生は、金曜日の夕方に本土に帰り、月曜の朝に出勤するというスケジュールで、週末は完全に休んでいたようだ。