30代まで、毎日2時間くらいアニメを見ていたのに、現在は、毎日2時間くらいAVを見ている。アニメは30分以下だ。
アニメからAVにシフトした理由は、私の知的退行のためである。
アニメでは、日夜、多くの作品が開発されている。
新しいプロット、新しい絵柄、新しい擬似科学理論。
新しい作品を見るたびに、私はそれらを理解しなかればならない。頭が疲れるのである。
年寄りが歴史小説を好むのは、登場人物がいつも同じなので、大して考えずに読めるからだろう。
比較して、AVは単純なものである。
女優の新陳代謝は激しいが、やっていることはいつも大差ない。マンネリが好まれる。全く同じプロットの作品が、俳優だけ差し替えて作られることも多い。同工異曲である。最初は驚いたが、見やすいことに気づいた。
アニメだって、人気シリーズはリメイクされているが、設定だけ同一で、絵の作風は大幅に変わっていて、ストーリーも一致する部分の方が少ない。
AVのシリーズものは、セリフこそ若干違うのだが、セットもアングルもコスチュームもほとんど同じなのである。しかし、女優と男優が差し替えられていれば、十分に楽しめる。