親の援助がない人が私立薬学部に進学すると、確実に破産する

薬剤師,薬学部生が正しく理解すべき奨学金の大切な話【奨学金なるほど相談所】

ここに懇切丁寧に、必要な学費と生活費、返済月額が書いてある。

学費だけではやっていけない。生活費も奨学金で工面する必要があり、総額は2000万円に達する。しかし、奨学金は第二種(有利子)タイプでも、最大月額14万円、6年間で、1000万円しか調達できない。1000万円足らないのである。

わずか1%の激安金利で借り入れができる学生支援機構奨学金ですら、1000万円借りると、月額5万円の返済が20年続くのである。

残り1000万円は、どこから来るのか?民間団体から借りた場合は、金利奨学金と同じく1%としても、返済金額は、20年分割で月額5万円である。

私立薬学部に進学すると、卒業後に、月額手取り賃金25-35万円の中から、毎月10万円を20年間も返済しなくてはならないのだ。

親の贈与が見込めない低所得者は、私立薬学部には、絶対に進学してはならない。

これだけ借金があるなら、自己破産してしまえばいいのだが、連帯保証人を親にやってもらっていたら、破産すらできない。親の生活まで破綻させてしまうからだ。

薬剤師になったら、確実に生活水準が低下する。薬剤師が裕福な感じがするのは、親の援助のおかげでしかない。

 このマンガでは、所得ばかり書いてあって、かかった費用の回収は全く考慮されない。馬鹿な高校生がトラップに落ちないことを祈りたい。

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 1 (ゼノンコミックス)

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