先発品も後発品も、公定薬価を同一にしたらよい

医療保険の団体から、以下のパンフレットが毎年送られてくる。

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健保協会から送られてきたジェネリックのすすめ

ジェネリックの方が価格が安くて、加入者も健保も、どちらも負担が軽くなるから、こっちを選んでほしいということなのだが、そもそも、先発品と後発品で価格に差をつけていることに問題がある。

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バルサルタン40mg錠

繁用される降圧薬、バルサルタン40mg錠は、開発企業であるノバルティスの製品だと45.7円もの価格がついているが、他の後発品会社の製品だと11.4円とか14.1円とかいう三分の一以下の価格である。

政府は、「後発品は、先発品と同じ物質であり、効き目は同じ」と宣伝しているのだから、薬価に差別をつけるのはおかしい。すでに特許は切れているのだから、優遇する理由がない。

同じものには同じ価格をつけるのが適正ではないのか?