リフィル処方せんはいらない

リフィル処方箋 - Wikipedia

海外先進国では導入されている、再使用できる処方せんをリフィル処方せんと呼ぶ。

慢性疾患の場合、同じ処方が延々と続くだけのことがあり、月1で外来受診する理由もなくて、ただ同じ薬を買えばいいという患者にとっては朗報だと思うのだが、すでに導入意義が失われている。

https://www.mhlw.go.jp/topics/0104/tp0401-1.html

厚労省は、ブラックリストで禁じている医薬品以外は、海外からの個人輸入を認めているからだ。個人輸入代行業者も数多くある。

医薬品を個人輸入した場合、薬代に医療保険は適用されず、10割自己負担になるが、医薬品本体価格はごく安いのに、医師や薬剤師の手間賃が上乗せされて、原価の3倍くらいになっているので、患者が支払う金額は大差ない。

もっとも、高血圧を指摘されたからといって、自己判断でアムロジピンを毎日10mg飲むのは危険だろう。最初は病院外来や診療所に通って、症状が安定して、いつも同じ薬が出るようになった時点で、個人輸入医薬品に切り替えるべきである。

私は、リフィル処方せんならば、薬剤師が薬局で患者の状況をモニタリングできるという話を疑っている。現状は、薬剤師が、薬局窓口で(嫌がる患者に)どうでもいい話をしているだけだからである。