調剤ロボットはいらない

日本初「ロボット薬局」誕生 営業時間外も処方薬お渡し:朝日新聞デジタル

QRコードつきの処方せんを入れると、薬を吐き出すだけだ。商品の種類がむやみに多い自販機でしかない。

もちろん、自販機で悪いことはないのだが、問題点がいくつもある。

  • QRコードつきの処方せんしか処理できない
    手書きだったり、QRコードがついてない処方せんがある。これは人間が目で見て読んで、調剤ロボットに指示しなくてはならない
  • 薬剤師が必ず服薬指導を別にしなくてはならない
    薬を渡すだけでは法律違反である。薬剤師が別の機会に服薬指導する義務がある。無人化できない。
  • 薬局の倉庫を統合すれば、調剤ロボットは倉庫ごとに1つで足りる。薬局ごとに導入していたら、重複投資となって膨大なムダが発生する。

調剤ロボットを新たに開発すること自体が無駄である。Amazonがすでに倉庫とピッキング設備を持っているんだから、Amazonに医薬品配送をやらせれば、コストは激安になるだろう。

処方せんを廃止して、医師が直接Amazonに発注するなら、処方せんも薬剤師も薬局も不要になる。処方エラーチェックもAmazonで可能だろう。Amazonが患者宅までの配送までやってくれる。

当日配送は困難なので、すぐに投薬が必要な薬は、外来で直接出せばいい。応急処置用の薬は現在でも外来にストックされている。