薬学部には薬剤師養成コースと研修者養成コースとがあるが、前者は6年で、学費は国公立で350万円、私立で1200万円である。
私立大薬学部の学費総額ランキング(安い順) -薬剤師seek-
しかし、国公立系薬学部は研究者養成を主眼としているため、薬剤師コースの定員はわずか700名しかなくて、私立系薬学部の10000名と比較するとゼロに等しい。
つまり、薬剤師になるのは私立しか考えられない状況であるのに加えて、学費が異常に高いという問題がある。
6年も大学に通学させられる分の逸失所得も相当である。
1200万円の学費と6年の年月を突っ込んで、得られる所得は、薬局で500万円である。
意外と低いことに驚く。
病院だともっと低く、400万円を下回る。
この程度の待遇でよければ、高卒で工場のライン工でもやった方がましではないか。