自宅生活の方が、施設生活よりも金がかかる

月100回の訪問介護は「異常」ではなく「模範」とすべき | 医療・介護 大転換 | ダイヤモンド・オンライン

 こうした在宅の要介護者が、もし月90回の訪問サービスを受けられなかったら、特別養護老人ホーム(特養)など介護施設に入居せざるを得なくなるだろう。その時の費用はどうなるか。東京都足立区の要介護4の高齢者が、ユニット型の個室特養に入居すると、約33万円の介護保険費用が掛かる。本人負担はその1割だ。一方、現在の自宅での費用は18万7000円で本人負担はやはりこの1割だ。月90回の訪問介護を受けていても18万円で済んでいる。それが特養に入居すると約75%増になってしまう。

試算している人こそ、認知症じゃないのか?

自宅生活にかかる家賃、光熱費、食費、その他雑費も、特養に政府から支給されている補助金や免税措置も算定しなかったら、費用が逆転するのは当然じゃないか。

たとえ自宅が持ち家でも、帰属家賃という形で家賃が存在すると考えるべきでしょう。固定資産税もかかるだろうし。