インフルワクチンを持ち帰って家族に注射してしまう看護師

自分の好き勝手なポリシーのために、インフルワクチン接種から逃げ回って、未接種のままで病院勤務する看護師にも困ったものだが、逆に、医師法、医療法を完全に無視して、医療施設から余ったワクチンを持ち出して、家族に注射している看護師たちがいた。

インフルエンザQ&A 〜副反応等について〜

インフルワクチンは、もっとも重篤な副反応であるアナフィラキシーにより、毎年数例の死亡事故をおこしている。これを防ぐために、接種直後、30分程度の観察と、ショックが起きたときのために、ボスミンや輸液の準備をすることが、手引書にはすべて書いてある。

予防接種と副作用(3) - 徳島県医師会Webサイト

看護師たちの感覚は、

「ワクチン接種によるアナフィラキシーなんて見たことないから、ボスミンの用意なんかいらない。周囲でもやってないし、緊急で注射したところなんて見たことがない。だからどこでも誰でも注射していいんだ」

というものである(実際に看護師たちからそういう声を聞いた)。

ただ頭が悪いというだけではなくて、事故が発生したときに責任を取らない職種だからこういう感覚なんだろう。

市販薬を飲ませて副作用で重大事故をおこすのとはわけが違うのである。

医師の管理下でのみ使用を許されているインフルワクチンを、特に何の手続きもなしに自宅に持ち帰って自分たちで家族に注射して事故をおこした場合、製薬会社は賠償金なんて払ってくれない。