公的年金は所得控除という特典があるので、貯金や私的年金よりもずっと得だ。
強制加入である国民年金や厚生年金は自分で動かしようがないが、国民年金基金やiDeCoは裁量の余地がある。
結論から言えば、「限度額いっぱい金を突っ込め」ということだ。
給与所得者だと、iDeCoしか選択肢がないが、自営業者の場合は、iDeCoと国民年金基金のどちらかを選べる。
掛け金限度額はほぼ同じだ。
iDeCoでどの運用を選んでも、ボラティリティーが上がるだけで、期待収益は大差ない。
国民年金基金は、タイプにより支給形態に差があるが、今まで書いてきた理由で、終身よりも、15年や10年保証タイプの方がいい。また、死亡時一時金はなくてよい。