手を動かしながら考える

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かつて、この分野のラボにいました。

研究を続けていれば、何らかのポストが見つかり、職業として成立していたかもしれません。しかし、科学者にはなれなかった可能性もある。この辺の不確定性が我慢ならなかった。

また、自分には、実験ではなくて理論をやりたいという欲求があったが、所属していた実験系ラボでは現在のタスクを続けろという圧力があった。

葛藤や悩みがあって、何をしたらいいのかわからないときには、できることを続けることで局面が打開できることがあります。今できることの延長線上に、別の展望が見えるかもしれないからです。

ガイナックスを経営していた岡田斗司夫氏によると、1990年代前半のころのガイナックスが、「何をしたらいいのかわからない」状況だったらしい。

岡田氏は、

「他の会社の下請けでいいから、なにか仕事をもらってきて、手を動かしながら考えていけばよかった」

と反省しています。

私も、そうすべきだった。