「今後はITデバイスを使った遠隔診療が盛んになる」
という話が30年前からずっと言われているんですが、2018年現在でも、遠隔診療なるものは、動画つき電話再診でしかありません。
昔から空想されてきた、
「患者と動画で会話して、遠隔的に患者のバイタルや心電図がわかって、こちらから必要な検査や処置を指示して、患者で自分でやってもらう」
ってことは無理です。
遠隔診療が必要な人は、外来まで移動できない身体障害者が多いのですが、それに加えて、知的障害も重なっているからです。
身体障害や知的障害がある人に、何を指示しろというのでしょうか。必ず、アシストする人が必要になる。
ヘルパーが横につけるんだったら、患者を外来まで連れてくることは可能でしょう。その方がずっと直接的に患者を診察できて、その場で処置ができて便利です。