下衆の勘繰り

下衆の勘繰り(げすのかんぐり)とは、品性が無く心の卑しい者が何事においても余計な邪推を巡らせて、そこに相手の悪意や敵意を疑うということ。被害妄想。

 Wikipediaより

私は研修医のころに、研修病院以外の施設でバイトをやっていたことがある。自分でバイトを探したのではなくて、研修病院側の業務命令に従っていただけである。

実態は「研修医のバイト」だが、建前は「研修業務」である。

このBlogの前身で、その話を書いたところ、2ちゃんねるで「こいつは嘘をついている」「医者のふりをしている」「もしも本当だったら違法だ」とか書かれたので、めんどうくさくなって消してしまった。

半可通が一番やっかいだ。

医師法

第十六条の三 臨床研修を受けている医師は、臨床研修に専念し、その資質の向上を図るように努めなければならない。

 これに違反するから、研修医がバイトなんかできるわけがないというのが、2ちゃねらーの考えだったのだろうが、研修病院側も、当然、この問題は承知していて、研修医バイトを「研修プログラムの一環」だとして、厚労省に、あらかじめ届け出してあったのである。

私はどうでもいい研修医バイトが邪魔だと最初は思ったが、臨床研修に倦んでくるにつれて、「たまには外の空気を吸うのもいい」と思うようになった。