単発バイト医を使っている限り、電子カルテに移行できない

以前にいたクリニックは、単発バイト医を使って、訪問診療業務の半分以上を埋めていた。

このために、いつまでも電子カルテに移行できず、紙カルテを使わざるをえなかった。電子カルテは、単発バイト医では扱えないから、カルテを誰かが代筆する必要がある。代筆する人間を確保しようとすると、コストがかかって、その分だけ、バイト医の給与が下がって、確保できなくなる。

しかし、バイト医を使っていても、電子カルテだけで回しているクリニックがある。

何も特別なことはない。使っている電子カルテシステムは同じだ。

キモは3つある。

  1. 反復バイトしか使わない
    後者は、単発バイト医を使わずに、週1とか月2くらいの反復バイト医だけを使っているのだ。反復して仕事をしてくれるから、システムをレクチャーすることができて、バイト医が自分でカルテを書いてくれる。
  2. その場で全部書かない。メモだけして後で清書する
    その場で全部書くことに固執すると、診療時間が長くなり、自分も患者もスタッフも疲弊する。モバイルデバイスはデスクトップと比較すると入力速度が劣るので、後で書いた方が効率がいい。
  3. コピペを多用する
    コンピュータの利点はコピペが使えることだ。一から全部書くことは少なくて、前回の経過を少しいじるだけということが多い。