内服薬は食前でよい

慣習的に、「朝食後」とか「毎食後」と処方されるせいか、食事が終わるのを待って、内服させようとして、結局、内服がスキップされるケースが多い。

老人が食べ終わるのを介護者が待ってられないので、ただ食事と薬を渡すだけで、飲んだことを確認できない。

そもそも、薬を食後に内服させる理由が特にない。食前でないといけない薬は、糖尿病薬の一部にだけあるが、それ以外は食前でかまわない。

確実に内服させるために、食前で処方すべき。

「内服前に、胃に何か入れておかないと薬で胃が荒れる」

というのは迷信である。そんな証拠はどこにもない。