病院を選ぶのではなくて居住地を選ぶべき

雑誌やムックの定番企画に、「病院の選び方」というのがある。 内容の正確さはこの際問わない。 実際に「優れた病院」があるとして、必要な時期に受診できるのかどうか。 大半は無理である。 病気は、自分がかかりたいときに発症するわけではない。 自分の意思とは無関係に発症する。 病気には、発症から治療までのゴールデンタイムがある。 急性心筋梗塞は、発症からPCI までにかかる時間は12時間以内でないといけない。 ゆっくりと病院を選んでいる暇はない。 事前にどんな病気になるかはわからないから、医療密度の高い地域に住むべきだ。 医療密度は人口あたりの医師数で評価できる。 厚生労働省:都道府県(従業地)別にみた人口10万対医師数 医療密度が高いと、入院するほどでもない、通院治療の水準も高くなる。 耳鼻科だと、日帰り手術をしてくれたり、消化器外科だと、痔核手術をしてくたりする。 一般内科ですら、より積極的かつ新しい治療法をやってくれる。