病気で職場を休んだり、成年後見申請をしたり、事故の損害賠償を求めたりするとき、医師の診断書が必要になることがあります。
数日間職場を休む診断書とか、介護保険主治医意見書とか、生活保護医療要否意見書などは、患者の有利になるように書いても特に問題がないのですが、これから犯罪を警察に告発しようとか、損害賠償訴訟を提訴しようと思っている人のいうがままに診断書を書くと、後で大変なことになる。
初対面の患者に、
「DVを証明したいから診断書を書け」
と言われてひどく困ったことがあります。
確かに怪我はしているが、DVによるものかどうかはわからない。
よって、診断書は、ケガの状況を詳しく書くだけです。それ以上のことはわからないから、書けない。DVの証明は警察に頼んでください。