学生が教員の相手をしてくれない

教育とは、基本的に、教師が学生に知識を与えるものです。

だから、教師の知識水準が学生よりも高くないと、成立しない。

ところが、医学教育では、教師よりも学生の方が知識水準が上です。

CBTや医師国家試験の点数だけで評価したら、教員よりも学生の方が点数が高いのです。

学生は出席点を取るためだけに教室に滞在します。教師の話は聞きません。

こんな状況を我慢して、何十時間も授業のできる医学部教員はいないです。心が折れてしまう。

PBL-Tutorialとは、この問題から目を背けるために考え出された教授法です。学生たちに課題を与えて自習させれば、教員が教えなくていい。

学生に自習させて、セクションごとに評価すればいいのだから、医学部という箱物に詰め込む必要はないのです。放送大学でも医学は教えられる。

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